日商簿記2級 · 商業簿記 · 3分解説
2027年度対応
満期保有目的債券と償却原価法
満期保有目的債券は、取得価額と額面金額の差額が金利調整差額である場合、償却原価法で帳簿価額を満期額へ近づけます。
このページで扱う論点:満期保有目的債券・償却原価法
30秒で結論
- 満期保有目的債券の金利調整差額は償却原価法で配分する
- 償却原価法(定額法)の金利調整差額
- 償却原価法(定額法)では金利調整差額を残存期間で均等配分する
まず押さえること
満期保有目的債券は、取得価額と額面金額の差額が金利調整差額である場合、償却原価法で帳簿価額を満期額へ近づけます。
2級では、科目名を覚えるだけでなく、取引の時点・評価方法・計算順序までセットで問われます。問題文にある条件を先に分類してから数字を入れると、取り違えが減ります。
解き方の型
額面と取得価額の差、残存期間、当期分の償却額を順に求め、帳簿価額と有価証券利息へ反映します。
簿記RUSHでは、最終的な答えだけでなく「どの条件を見て、その処理を選ぶか」を先に固定するのがおすすめです。
間違えやすいポイント
- 帳簿価額の増額方向が逆
- 差額全額を1年で償却している
- 金利調整差額を定額法で償却する条件では仕訳が必要
- 満期保有目的債券の金利調整差額は償却原価法で配分するを確認する
誤答したときは、計算ミスなのか、勘定科目・時点・評価区分の取り違えなのかを分けて復習してください。
3問だけ確認
Q1. 満期保有目的債券の取得価額は940,000円、額面額は1,000,000円、満期まで5年である。取得価額と額面額の差額は金利調整差額で、定額法により償却する。1年分の償却仕訳はどれか。
答えを見る
D (借)満期保有目的債券 12,000 / (貸)有価証券利息 12,000
差額60,000円を5年で均等配分し、1年分12,000円を帳簿価額に加算する。
差額60,000円を5年で均等配分し、1年分12,000円を帳簿価額に加算する。
Q2. 満期保有目的債券の取得価額は970,000円、額面額は1,000,000円、満期まで3年である。取得価額と額面額の差額は金利調整差額で、定額法により償却する。1年分の償却仕訳はどれか。
答えを見る
A (借)満期保有目的債券 10,000 / (貸)有価証券利息 10,000
差額30,000円を3年で均等配分し、1年分10,000円を帳簿価額に加算する。
差額30,000円を3年で均等配分し、1年分10,000円を帳簿価額に加算する。
Q3. 満期保有目的債券の取得価額は1,150,000円、額面額は1,200,000円、満期まで5年である。取得価額と額面額の差額は金利調整差額で、定額法により償却する。1年分の償却仕訳はどれか。
答えを見る
B (借)満期保有目的債券 10,000 / (貸)有価証券利息 10,000
差額50,000円を5年で均等配分し、1年分10,000円を帳簿価額に加算する。
差額50,000円を5年で均等配分し、1年分10,000円を帳簿価額に加算する。
理解できたら10問だけ
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