日商簿記2級 · 商業簿記 · 3分解説
2027年度対応
変動対価と返金負債
返品や返金が見込まれる取引では、将来返す可能性が高い部分を返金負債として区分し、認識する収益額を調整します。
このページで扱う論点:変動対価・返金負債
30秒で結論
- 返金見込額は収益に含めず返金負債とする
- 「変動対価・返金負債」の条件と処理時点を区別する
まず押さえること
返品や返金が見込まれる取引では、将来返す可能性が高い部分を返金負債として区分し、認識する収益額を調整します。
2級では、科目名を覚えるだけでなく、取引の時点・評価方法・計算順序までセットで問われます。問題文にある条件を先に分類してから数字を入れると、取り違えが減ります。
解き方の型
受取額をそのまま売上にせず、見込返金額を切り分けます。売上の純額と返金負債を同時に確認します。
簿記RUSHでは、最終的な答えだけでなく「どの条件を見て、その処理を選ぶか」を先に固定するのがおすすめです。
間違えやすいポイント
- 返金が見込まれる部分まで売上として認識している
- 返金負債の借貸が逆で、売掛金も請求額ではなく純額としている
- 見積返金額を通常の未払金としている
- 返金見込額は収益に含めず返金負債とするを確認する
誤答したときは、計算ミスなのか、勘定科目・時点・評価区分の取り違えなのかを分けて復習してください。
3問だけ確認
Q1. 商品を600,000円で掛け販売した。販売後のリベート等により24,000円を顧客へ返金すると見積もられ、変動対価として処理する。正しい仕訳はどれか。
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B (借)売掛金 600,000 / (貸)売上 576,000・返金負債 24,000
請求額600,000円を売掛金とし、返金見込額24,000円は売上に含めず返金負債を計上する。売上は576,000円。
請求額600,000円を売掛金とし、返金見込額24,000円は売上に含めず返金負債を計上する。売上は576,000円。
Q2. 商品を480,000円で掛け販売した。販売後のリベート等により18,000円を顧客へ返金すると見積もられ、変動対価として処理する。正しい仕訳はどれか。
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D (借)売掛金 480,000 / (貸)売上 462,000・返金負債 18,000
請求額480,000円を売掛金とし、返金見込額18,000円は売上に含めず返金負債を計上する。売上は462,000円。
請求額480,000円を売掛金とし、返金見込額18,000円は売上に含めず返金負債を計上する。売上は462,000円。
Q3. 商品を750,000円で掛け販売した。販売後のリベート等により30,000円を顧客へ返金すると見積もられ、変動対価として処理する。正しい仕訳はどれか。
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A (借)売掛金 750,000 / (貸)売上 720,000・返金負債 30,000
請求額750,000円を売掛金とし、返金見込額30,000円は売上に含めず返金負債を計上する。売上は720,000円。
請求額750,000円を売掛金とし、返金見込額30,000円は売上に含めず返金負債を計上する。売上は720,000円。
理解できたら10問だけ
この論点を含む商業簿記2級の問題を10問だけ解いて定着させます。
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